Carex Flavocuspis

Utane Uta (Defoko) (唄音ウタ / デフォ子)

Compositor: Nwnw

こんなにも色ずいてるのに
ぼくはどうかしている
冷たい吐息に なぜに思いを馳せて
飛び立とうと あがく
自分自身に 殺人鬼を消し掛ける
獣の涙は枯れる
捨てられた子犬をながめる
ぼくの心は果てて
空はいつも通りの青
だから黒い傘を差した
汚れた姿を隠そうと
ただこんな青の下で
一点の黒は目立って
今にも崩れそうな
地盤の上で

色づいた葉が 名残惜しく散り
ぼくの弱さを 羨まんでる
冷たい北風が 誰かの思いを乗せ
吹き飛ばそうとして
残されてしまったぼくに甘っている
力は絶えにつきて
星々の祈りを聞きながら
ぼくの命は燃えて
空はいつも通りの青
だから黒い傘を差した
汚れたぼくを欺かそうと
ただこんな青の底で
一点の黒は目立って
今にも壊れそうな
心の上で

自分自身に 殺人鬼を消し掛ける
ぼくの心は死んで
嫌われた苦痛をながめる
ぼくの心は溶けて
空はいつも通りの青
だから黒い傘を差した
汚れた心を隠そうと
ただこんな青の下で
一点の黒は目立って
今にも崩れそうな
地盤の上で

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